自動車設計職はコミュ障でも平気?会話する機会多い?

Engineer
こんな人におすすめ

自動車メーカーの設計職ってコミュ障でも大丈夫??

会話する機会は多いの??それとも一人で黙々とできる?

現役の自動車メーカー設計者が解説します。

【結論】コミュ障でも問題ない!けど会話やレビュー機会は多い!

結論はコミュ障でも問題ありません。

ですが、会話したりレビューする機会は多いです。

どんな人とどんな会話する?

会話する機会は想像より遥かに多いです。

どんな人とどんな会話をするか解説していきます。

所属部署内での関わり

会話する機会が一番多いのはもちろん自分の部署内です。

上司との関わり

上司とは主に以下の内容で関わります。

  • 業務の相談
  • 進捗の報告
  • 承認をもらう

内容によっては複数の上司に報告したり承認をもらう必要があります。

チームメンバーとの関わり

チームメンバーと協力して進めることが多いです。

簡単な処理や作業は新人に任せたり、

責任が重い仕事は先輩にサポートしてもらったりします。

そのため、信頼関係気づいていくことが大切です。

他部署との関わり

自動車は開発するのに非常に多くの人が関わっており、

自分も多くの人と関わることになります。

定例会議などで会話したり、都度必要に応じ会話したりします。

企画担当

企画担当製品全体の構想や目標性能などを決めている部署です。

設計にとって唯一の上流部署になります。

他にも企画担当は全体の旗振り役として常に先頭に立って業務を進めており

関わる機会が最も多い部署になります。

関連する部品担当

車は多くの部品で成り立っており、担当する部品が関わる部品も多いです。

そのため互いに成立する関係を設計する必要があり、密にコミュニケーションをとる必要があります。

きちんとコミュニケーションが取れていないと部品が組み付かない等の問題が発生してしまいます。

解析担当

設計検証の中で専門部署による解析が必要な場合は解析部署に依頼します。

条件や目標値などを伝えるほか日程調整などのコミュニケーションが必要になります。

実験担当

設計した部品を評価する実験担当との会話もあります。

設計に関する問い合わせが来たり、過去の評価結果を問い合わせたりします。

試作担当

開発評価用の部品は試作担当が調達します。

設計は図面を出す他にも試作メーカーとの調整役もする場合もあり都度会話する機会があります。

また試作組み立て時に指摘や問い合わせもありその際は会話が必要です。

購買担当

購買担当は量産用の部品のサプライヤを決めたり納期を調整したりする部署です。

購買担当からはサプライヤからの問い合わせが設計に回ってきたりします。

生産担当

生産ラインの担当とも関わります。

社内で部品を作る場合や組み立て性に関するやり取りが多いです。

社外との関わり

部品サプライヤ

部品サプライヤとは非常に多く関わります。

部品の詳細の討議や図面の取り交わしなど重要な会話になります。

またサプライヤへ訪問し試験や製造を立ち会ったりすることもあります。

委託先(あれば)

試験など社外へ委託する必要がある際には委託先へ依頼することもあります。

コミュ障でも問題ない理由

前述した通り設計は非常に多くの人との関わりがあります。

そんな中でコミュニケーションが苦手な方でも問題ない理由を説明します。

理由①コミュ力以上に設計の中身が重要だから

営業職であれば”営業するために”人を惹きつける魅力のあるコミュ力は重要ですが、

設計はあくまでも”設計をすること”が本業になります。

そのため設計内容を軸に会話することになります。

そのため設計の内容や考え方がしっかりしているほうが重要になります。

もちろんコミュ力はあるに越したことはないですが、ほとんど社内での会話なのでラフな会話でOKです。

また、社外で話す際は自分たちが客なので多少ラフでも問題ありません。

理由②説明の際はかなり噛み砕いてすることが多い

報告したり他部署と会話したりする際は相手のレベルで説明します。

相手がわかるレベルで説明する際は2段階くらいレベルを下げて説明するイメージです。

そのため専門用語などを省いて簡単な説明でいいので難易度はかなり下がります。

まとめ

以下について解説しました。

  • 自動車メーカーの設計職ってコミュ障でも大丈夫??
  • 会話する機会は多いの??それとも一人で黙々とできる?

自動車メーカー設計者は非常に多くの人と関わります。

ですが、”設計”をきちんとできていれば

コミュニケーションに苦戦することはあまりありません。

また、会話することは目的ではなく設計するための手段です。

そのことを理解して目的である設計の質を高めていきましょう。

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