自動車メーカー新卒1年目の全体像(ロードマップ)を現役社員が解説します。
主に下記の3フェーズがあります。
- 全体研修期(2〜4ヶ月)
- 配属後研修期(2〜4ヶ月)
- 配属後OJT期
それぞれのフェーズについて詳しく解説していきます。
全体研修期(2〜4ヶ月)
入社直後は全体研修期間で技術職/事務職の全員が集まって研修が行われます。
この期間は部署への正式配属は4月の入社時点ではされておらず、自分の席もありません。
全体研修期間では、だいたいこのような内容が行われます。
- 企業の理念やビジョン、ルール、制度などの説明
- 社会人基礎力(コミュニケーション、マナー、時間管理、ストレス管理など)の研修
- 工場や販売会社での実習(1〜3ヶ月)
1,2は学校に授業を受けに行くようなスタイルで過ごします。
3は完全に現場と同じ働き方をするので、夜勤や休日出勤があったりもします。
全体研修期間は多くの同期と関われるので最も同期の絆が深まる期間です。
配属後研修期(2〜4ヶ月)
全体研修が終わると開発/生産/営業…のような大まかな部の配属がされます。
この時点では課の配属まではされないことが多く、まだ席はない状態です。
ここでは部署ごとに専門分野の研修をします。
各部署の仕事内容の教育や部署で扱うツールなどの修得を行います。
配属後OJT期
正式に配属がされるといざ自分の課に出勤します。
夏〜秋頃のタイミングの場合が多いです。
配属されるとOJTといって教育係の先輩がついて一緒に業務を行います。
※OJTの期間は明確に決められていないことが多いですが、大体1年間くらいです。
著者の実体験をもとに設計部署の例を紹介します。
初めのうちは作業の手伝いや付き添い(〜1ヶ月)
配属された直後は簡単な作業の手伝いやOJTの付き添いなどをし、
仕事で使うツールや関わる人や場所を学んでいきます。
OJTが忙しいと放置されてしまうこともありますが、
1日の半分くらいはOJTや同じチームの方に教わりながら過ごします。
簡単な実務
専門用語や仕事の枠組みを理解できるようになってきたら、
OJT指導のもと簡単な実務を任されます。
著者(設計職)の実体験では、簡単な図面修正や机上検討などを行っていました。
基本的にはOJTへアウトプットしていきます。
早い人は1年目のうちに一人立ち
一人立ちのタイミングはケースバイケースで変わってきます。
特に卒業試験のようなものはなく、一人でやれる経験や実力が備わっていない状態でも
部署やOJTの状況や方針によって決まってくることも多いです。
一人立ちすると他部署や社外との渉外を一人で行ったりします。
アウトプットもOJTには審査してもらいますが、もっと上の上司の承認をもらうことも多くなります。
まとめ
自動車メーカー新卒1年目 入社後1年間の全体像について
主に下記の3フェーズに分けて解説しました。
- 全体研修期(2〜4ヶ月)
- 配属後研修期(2〜4ヶ月)
- 配属後OJT期
※会社毎にカリキュラムが大きく異なることもあります。
新卒1年目では知識を蓄えるために多くのカリキュラムがありますので
うまく活用して2年目以降の活躍のために吸収していくことが重要です。
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