自動車メーカーの開発職や設計職って、
専門分野出身じゃないとやっぱりなれないのかな?
そんな疑問に、専門外から自動車会社のエンジン設計で働いている筆者が答えたいと思います。
ちなみに私は大学時代は理学部物理学科で半導体関連の研究を行っており、自動車設計の専門外でした。
結論、専門外でも問題ありません!
結論は全く問題なしです。
その理由について解説します。
理由①実務で覚えていくことが前提になっている
新人は新人教育ののちに部署に配属されます。
部署配属後には必ずOJT教育と言って先輩が一人付き、勉強しながら仕事をこなしていきます。
初めのうちは会社のシステムや手続き、その部署で使うツールの習得がメインになります。
そのため、いきなり技術的なやり取りはできなくてOKです!
また、新入社員や若手向けに自動車の基礎を学ぶ場や勉強会があるので安心してください。
理由②知識があるだけでは即戦力にならない
逆に機械工学科出身など専門領域を勉強してたからといって即戦力にはなりません。
まずは会社の仕組みや仕事の進め方などを理解し実行できる人材の方が役に立ちます。
理由③専門外だと思っても役立つことは多い
自動車の設計というと機械工学というイメージですが、
その他にも様々な幅広い分野が絡んできます。
例えば、私の場合は物理学科で学んだ熱力学や
高校レベルの数学も役に立ったと感じています。
理由④大学時代の差は一瞬で埋まる
仕事をしながら身についていく知識のスピードは凄ましいです。
大学で学んだ知識で他の同期よりリードしていた分野も半年で追いつかれます。
会社員の長い人生で考えるとほんの一瞬という感じです。
結局入ってからの取り組みが重要になります。
専門外で困ったことは?
専門外だったことで致命的に困ったことはありません。
少しだけ困ったことを紹介します。
就活中に劣等感を感じる
これは誰もが悩もことですね。
ですが、これは前述したように
「実務で覚えることが前提で、知識の即戦力より業務への取り組む姿勢が重要」
という着眼点で採用されますので、劣等感を感じる必要はありません。
きちんと「この会社に入りたい理由」を述べられることの方が重要です。
ちなみに多くの同期の友達がいますが、先行していた分野が仕事になった人はほんの一握りでした。
わからない言葉に出会った時に
これは些細な悩みですが、
わからない言葉に出会った時に
「これは機械工学科なら知ってるのかな?」
と劣等感を感じ、質問をためらってしまうことがあります。
新人のうちはわからないと言える能力は非常に重要ですので、気にせず思い切ってわからないと言いしょう。
予習は必要?
予習は不要です!
前述した通り、知識は入社後に覚える方が効率的です。
学生時代にできることを目一杯やりましょう!
まとめ
自動車会社の設計は専門外でも大丈夫な理由について解説しました。
専門外だとどうしても劣等感を感じてしまいがちですが、全く問題ありません。
その道に進みたい自分を信じてチャレンジしていきましょう!
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